それでは日曜日に行った高田志麻さんのインストアライブ・レポートっす。場所は先日の日記で書きましたHMV博多店。オープン2日目の百貨店"井筒屋"の中にあるんだけど、そこのイベント・ステージ上にはローランドのキーボードとマーティンのギター、それにタカミネ(?)のギターを持った志麻さんのポスターが…(後にジャケット写真と同じポスターと判明)。「我輩と同じマーティンだわ〜」などと思いながら店内に流れる志麻さんのアルバムを聴いて待機。ちなみにこの瞬間まで志麻さんの曲を聴いたことはない(笑)。FMで志麻さんの曲を聴いた友人に薦められて立ち止まってるだけの我輩が一番前のど真ん中で立っているのが申し訳無いんだけど、その辺は関西人の血が流れてるもんですから…(笑)。

 そしていよいよスタートの16時。スタッフが志麻さんを紹介し志麻さんのご登場(あとでそのスタッフの人がギターケースを持って駅に居たところを見ると事務所の人かマネージャーさんかねえ?)。ギターの前の丸イスでゴソゴソと何かを探す志麻さん。どうやらピックを探しているもよう。手をのばせば届く距離にいた我輩はポケットからピックを出して渡そうと思いましたが、ピックっておにぎり型とかティアドロップ型とか硬さの違いとかいろいろありまして、慣れないピックで弾くと曲の雰囲気さえも変わっちゃうことは十分承知してましたので、ここはおとなしく…(笑)。そして一曲目が始まる。アコギ自体はシンプルなコード(C、Am、FM7で始まってたと思う)の分解弾きなんだけど、そこにのっかるメロディが切ないような癒されるような微妙なところをくすぐられるようでドキドキしましたです。っていうか、気のせいかも知れないけど志麻さんのほうがドキドキしてるような感じでスタートしたのでありました。

 2曲目、電子ピアノの前に座りポロポロと…。この日の演奏はアコギ2曲、ピアノ2曲だったんだけど個人的には断然ピアノが良かったっす。ジャズっぽいアプローチが微妙なメロや構成に合ってる気がしまして…。あ〜、でもなあ〜、3曲目のアコギの曲で涙しかけたのも確かやしなあ〜。メガネ外してウルウルしてましたよ(笑)。なんかね彼女の声って琴線に響いてくるっていいますか、ゾクゾクするんですよねえ。椎名林檎や矢井田瞳のようなAIKOのような、昔好きだったREPLICAのボーカルのような…どれにも似てるようで違うんだけど、なんか声も曲も懐かしいって感じで響いてきましたっす。それをゾクゾクと感じるか、どこにでもあるものと感じるかは感性の問題なのでなんとも言えませんが個人的には好きです。

 ってことで、しっかりCD買って、ジャケットにサインしてもらって、握手していただきましたっす。こういうイベントで好きになってCD買うのって初めてなんだけど、いいものはいいっすからねえ(笑)。邦楽ってあんまり聴かないんだけど、たまにはいいかなあ〜と…(笑)。何がいいのかって最初はわからなかったけど、あれから何度もCDを聴いて思ったのは「作り物じゃない!」ってのだろうねえ。MCの中で「次の曲は20歳の頃に音楽の道に進むために別れた彼の…」ってのがあったんだけど、実際の暮らしの中から生まれた言葉やメロディだから説得力あったんだろうなあ。上手い歌手ってよりも生きてる歌手って感じ。そう、歌ってる表情も含めて生きてる人だなあ〜ってのがライブ中に思ったことです。年齢とともに自分に言い訳しながら諦めてることが多い昨今、生き生きしてる人が突然目の前に現れちゃったんで恥ずかしい感覚もありまして…。真正面に居るから目が合ったような錯覚にとらわれることが何度もあったんだけど、目を見つめられなかったもん、置き忘れた自分を見てるようで…。「次に見るときは真っ直ぐ見れるような自分になるんだ!」って勇気というか、ポジティブに物事を考えられる力を与えてくれたライブでした。これはCDでは体験出来ないんで、ぜひ生で…。

 ってなわけで、高田志麻さんのオフィシャルHP(http://www.taisuke.com/shima/)に行って、彼女の曲を聴いてみてください。お薦めは"if"、"雨"、"あいのうた"っす。みんなで応援しましょうぜ!

 ってことで、See Ya!

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