CDコピーガード

2003年1月19日
<今日のBGM>
・MADONNA ; BEDTIME STORIES
・MADONNA ; TRUE BLUE
・MADONNA ; MUSIC
・STEVIE WONDER ; DOWN TO EARTH
・K-CI&JOJO ; EMOTIONAL
・RICHARD ASHCROFT ; HUMAN CONDITIONS
・TRAVIS ; THE INVISIBLE BAND
・NORAH JONES ; COME AWAY WITH ME
・GRATEFUL DEAD ; WORKINGMAN’S DEAD
(『Media Review』で取り上げて欲しい作品がありましたら、メールでリクエストください)

 前に話したヒッキー(宇多田ちゃん←なんかオッサンみたいでヤダなあ^^;)のインターネット配信の生番組(?)見ましたかぁ?僕は15分遅れで見たんだけど、なかなか良かったですよ〜。
 彼女の良さって素朴さというか、自然体ですごいことをやっちゃうところでしょうねえ。番組では3曲ほどスタジオ・ライブをしてくれたんですが、カバーがひとつあったんだけど選曲に驚きでした。まさか、ヒッキーが井上陽水を歌うとは…オジサン、感動で目がウルウルしてました(爆)。

 さて、話しは変わりまして、今日は音楽を愛する者にとって、ちょっとマジメなお話しをしようかと…。意外に問題っていうか話題になってないCCCD(コピーコントロールCD)、いわゆるCDのコピーガードのことである。日本ではAVEXが最初に始めたんだけど、ソニー、ビクター、東芝EMIと続々導入の方向にある。
 ただ、このCCCD、いろいろ調べたら問題だらけなんだよねえ。まず一番ムカつくのが「一部のCDデッキでは不具合が生じます」ってもの。例えば、我家のようなCD&DVDデッキの場合はCD-ROMに挿入したと判断されることがあるのである(我家のは大丈夫でしたが…)。仮に再生出来なかったとしても返品も出来ない。これって詐欺みたいなもんじゃん。だいたい、日本のレコード会社が導入したのがミッド・バー・テック社のCDS方式ってのに問題がある。これって音源の中にエラーコードを入れ込んで、PCで再生(複製)しようとしたときに曲間にエラーが出る仕組みなんだけど、当然、通常のCDデッキでもエラー信号も読み込まれる。いつも通り音楽を聴いているつもりでも、CDデッキ側はエラーを訂正しながら必死に再生してるんですよねえ。実はこのCDS方式のCD(もどき)はCDでは無いんです。オーディオCDの規格であるレッド・ブックから逸脱してるんです。そんなCDもどきをデッキに入れて、エラー訂正を無理無理でしながら聴いてたらデッキのサーボがおかしくなる可能性だってあるわけです。っていうか長い目で見るとあるんです。それに「一部のPCでは専用再生ソフトで聴けます」ってのも騙されてはいけません。確かに聴けないことはないんですが、アレで聴けるのはCD音源とは別に入れられてる圧縮データなんです。僕自身は友人が東芝EMIから出してる物しかCCCDは持ってないんですが、それに納められていた圧縮音源は44kbitでした。44って…僕がHPで配布している音源が128kbitなんで、あれの1/3ですよ。音が薄っぺらくて当然なわけなんです。
 そんなCDまがいを一部の心無いユーザーのために、健全な音楽FANにまで押し付けるというレコード会社のやり方には腹がたつのを通り越して呆れてしまいます。それにこのCDS方式だとエラー除去にちょっと時間をかければ簡単にMP3だって出来ちゃう。そんな無意味なCDS方式を取った日本のレコード会社ってば「ミッド・バー・テック社から賄賂でももらってんじゃない?」とさえ思えてきちゃう。

 著作権が守られるのは当然だと思います。ただ、違法コピーで売上が落ちたからコピーガードという、安易かつ無謀なやり方は明らかに時代に逆行している。だいたい、ネットやカセットなんかでコピーした物で満足出来るユーザーってのは買わないんだから…。どんな強固なガードをしたって、CDデッキで再生したアナログ音源でPCに落として交換しちゃったりとかしますって…(もちろん、いけないことですがね)。結局、被害に遭うのは真に音楽を愛する一般ユーザーなだけじゃないですか。

 文字数の関係でこれくらいで今回は止めようと思いますが、この一件に関しては今後も書いていこうと思います。みなさんの意見もぜひ聞かせてください。

・プライベート日記はhttp://www20.tok2.com/home/keputo/の中にあります。

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